今回私たちはコスタリカの南にあるPavones(パボネス)と北にあるTamarindo(タマリンド)という場所に滞在しました。
パボネスは世界的にも長い波に乗れることでサーファーには有名ですが、人口や店も少なく海山川の大自然に囲まれた場所です。
自然が作り出す波や地形で、こんなに長い波ができるなんて不思議なものです。
いい波にも恵まれ、たくさんの緑に囲まれた生活はシンプルでとても気持ちが良い日々でした。
しかし、大自然すぎて道路は砂利道で穴も多く運転は大変です。雨の日には通れない場所が出てきてしまいます。
自然に手を加えることになってしまうけれど、砂利道は大きな石や穴も多く運転するのが大変で、コンクリートが欲しくなったのが正直な感想です。
一方で、タマリンドは観光客やお店もたくさんある賑やかな場所でした。
人や店もたくさんありましたが、素晴らしい波や海岸、多くの動植物もありました。
人の手が加わっているものの自然も共存している地域でした。
私たちは短期間で対照的な2箇所の地域に滞在したことで
「自然がたくさんある場所はとても気持ちが良いけれど、人が暮らすための便利さが欲しい」
と、人間の勝手さが際立つ、矛盾してしまう様な気持ちを抱きました。
しかし、この気持ちを抱いたことによりSDGsのチャートを再確認すると、その矛盾を調和するような、「自然と人間がお互いを尊重していけるような世界にしよう」というメッセージにも受け取れるような気がしました。
サスティナブルサーチを行った3カ国目で、SDGsが目指すメッセージをひとつ受け取れた様な気がします。
また、私たちはコスタリカに20年以上住んでいる日本人の方や、地元のタクシー運転手さんとのおしゃべりで以下の様なことを知ることもできました。
- SDGsは富裕層の少人数しか知らない
- 再生可能エネルギーではあるけれど電気代は高い
- 川にゴミを捨てる人は多い
- ビーチクリーンはボランティアや市役所がやっている
コスタリカでもSDGs を知っている人は多くはない様でした。ちなみに30歳ぐらいのタクシーの運転手さんは、SDGsを全く知らず「都市部のサンホセではあるんんじゃない?」と他人事でした。エコ関連のお店の店員さんは英語を喋れる人が多く、確かに富裕層中心に認知されているのかもしれません。
また、コスタリカは95%以上が再生可能エネルギーですが、これはSDGsに関係なくそれよりも前から再生可能エネルギーが多かったそうです。
川にゴミを捨てる人が多いと聞いたものの、インドネシアよりは海や街にあるゴミが圧倒的に少ないように感じました。
インドネシアのクルイの記事で「ゴミが多いのはゴミ箱が無いことが原因なのか」ということを書いたのですが、その観点から見るとコスタリカには海にも街にもゴミ箱がたくさん置いてありました。
このように分別がされているゴミ箱も多かったです。
世界各地の海や街のゴミの多さが、ゴミ箱の数に関係しているのか少し気になるところです。
大自然と人の暮らしが共存しているコスタリカだからこそ、SDGsのメッセージを感じ取ることができた国でした。
また、3カ国目のサスティナブルサーチとなり少し共通点の様なものも見つけることができ、サスティナブルサーチを行う面白さや知ることの大切さを受け取っていただけていると嬉しいです。
共存できるサイクルが壊れるよりも前に、地球が豊かになる行動が広がりますように。
コスタリカ、自然界も人間界もバランスの取れた豊かな国でした!
Pura vida! Gracias!