クルイには、私たちが滞在していた宿 DAMAI BUNGALOWの目の前の海岸(海底が岩)や、そこから車で15分ほど行った海岸(海底が砂)、30分ほど行ったところのポイント(海底が岩と砂)など、サーフィンできる海岸がたくさんありました。
クルイの海に魅了されて移住してきたインドネシア人カメラマンの男性に、近年の海岸沿いの変化などをインタビューしました。
場所:Pantai Tanjung Setia Krui Lampung
対象者:地元のガイドとカメラマンをしている41歳の男性
Q1. どのくらいクルイ地域に住んでいますか?
A1. 13年間。
Q2. クルイの前はどこに住んでいましたか?
A2. West Jawa. サーフィンスクールや、ガイドをしていました。
Q3. どうしてクルイに引っ越してきたのですか?
A3. 私はのんびりと時間が流れるライフスタイルと、ここの波に魅了されました。ここはジャングルの中心にいるようで、サーファーにとっては夢のような場所です。
Q4. ここ数年、地元のコミュニティはどのように海沿いの開拓や海を綺麗にする活動をしていますか?
A4. 地元のサーフィンコミュニティが学校へ行き、綺麗な海を保つことや、ビーチクリーンを教えています。これは数年間続けています。しかし、多くの人が海にゴミを流し捨ててしまうのが現状です。
私の友人は1996年からここに住んでいて、当時は本物のジャングルで何もなかったと言っていました。しかし、今は観光客で来るサーファーも多く、ここ数年でかなり変わってきました。なので、政府がここの地域のコミュニティを手助けし、10年後にはもっと綺麗な海岸になるのではないかと思っています。
Q5. 私たちは近隣や海を歩いていて、地面にたくさんのゴミが落ちているのを目にしました。なぜインドネシアは公共の場所にゴミ箱がないのですか?
A5. 私たちは環境を変えなくてはいけないということを考え始めたところです。近いうちにゴミ箱が道に置かれることを期待しています。
今は街にひとつ大きなゴミ置き場があり、そこにバイクで大量のゴミを持って行くこともあります。
Q6. SDGsやサスティナビリティーという言葉を聞いたり見たりしたことはありますか?
A6. ないです。しかし、政府が環境を良くしようと懸命に働いていると思います。
この男性が魅了された通り、美しい海岸がたくさんあるクルイ。しかし、ゴミの処理が行き届いておらず、海岸にも街にもゴミがたくさんあるのが現状です。
ほんの少しずつかもしれないけれど、この地域のサーフィンコミュ二ティが取り組んでいるよう、ここに住む人々がゴミが散乱している現状を受け止め、この素晴らしい海岸をいつまでも守っていってほしいと思いました。
一方地元の人々は、観光地として多くの外国人が訪れ、この地域が発展することを望んでいるそうです。(たしかに、インドネシアの観光省の方が来るイベントへ行ったら観光省の方はスーパースターのように大人気でした!)
私たちは外国人としてこの地域に訪れる際に、地元のサーフィンコミュニティと協力して海岸清掃を広めて行ったり、地元の方とお話しする機会があれば、どれほどこの海岸が美しいかを伝え、感謝してこの自然と遊んで行きたいと思いました。
またいつか、クルイの素晴らしい海岸でサーフィンを楽しませてもらえますように。
photo by Dedi
TERIMA KASIH!